ヒップホップダンスにはどんな種類があるの?
ジャズヒップホップとかスタイルヒップホップとか聞いたことがあるけどよくわからないな…。
こんな疑問にお答えします。
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- ヒップホップダンスの特徴について解説
- ヒップホップダンスにはどんな種類があるのか紹介
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この記事を読めば、ヒップホップダンスの特徴やどんな種類があるのかわかり、自分のやってみたいダンスが見つかります。
僕はヒップホップダンスをはじめて6年になるので、その経験もふまえながら話していきたいと思います。
ヒップホップダンスの種類を解説する
結論、ヒップホップダンスには”型”がなく踊り手によって自由に表現されるダンスなので、一概に「ヒップホップダンス=こういうもの」とは言えないんです。
強いて言うならヒップホップの曲に合わせて踊るのが特徴と言われてきましたが、時代の変化とともにヒップホップ以外の曲でも踊られることが多くなりました。
なかには、ひとつのジャンル(種類)として名前があって確立しているジャンルもあるのでのちほどご紹介しますが、前提としてヒップホップダンスは自由に表現されるダンスだと覚えておきましょう。
僕もダンスをはじめた頃はヒップホップダンスのことがあまりわからず、「これヒップホップダンスなの?」と思うようなことも多々ありました。
ヒップホップダンスの特徴
ヒップホップダンスが自由に表現されるダンスということは先ほど話した通りなのですが、補足で説明するとヒップホップダンスは今もなお進化しているジャンルとも言えます。
ヒップホップの音楽はどんどん新しいものが生まれていますが、それとともにダンスも変化していくので常に更新されています。
歴史や音楽とともに成長しているというのも特徴ですね。
個性を発揮しやすい
ヒップホップダンスには”型”がなく自由に表現されるジャンルなので、むしろ型からはずれていくとそれは個性とも言えます。
よくダンススクールなどで振り付けを覚えるときに、細かく手の位置や角度を矯正されることがありますが本質的には間違ってるなと僕は思っています。
なぜならヒップホップダンスはそもそも路上で踊る文化からはじまり自由に表現していいものなので、舞台での発表のために型にはめてしまっては舞台ダンスになってしまうからです。(バレエなどがそれです)
もちろんバックダンサーを目指す方は周りとそろえるスキルも重要かもしれませんが、本来のヒップホップダンスは個性を自由に発揮してOKなんだと覚えておきましょう。
ヒップホップダンスの種類
ヒップホップダンスは今もなお進化し続け、新しいスタイルやノリが生まれています。
とはいえ、これまでの歴史の中で確立したスタイル(種類)もあるのでご紹介しますね。
ニュージャックスイング
まずはニュージャンクスイングです。
実はニュージャンクスイングとは音楽のジャンルのひとつで、その曲に合わせて踊るスタイルをニュージャックスイングと言ってます。
日本では「ミドルスクール」と分類することもあるのですがミドルスクールというと別の踊り方を指す人もいるので、ややこしくないようニュージャックスイングと覚えてもらった方が良いと思います。
ニュージャックスイングの参考動画はこちら
アンダーグラウンドヒップホップ
ニュージャックスイングと最近の踊りの中間にある踊りをアンダーグラウンドヒップホップと言います。
この踊りをミドルスクールだと言う人もいるので、ニュージャックスイングとアンダーグラウンドヒップホップを合わせてミドルスクールと覚えてもらっても良いかもしれません。
この2つを分ける特徴をまとめる以下のようになります。
ニュージャックスイングの特徴
・テンポの速い音楽で
・軽快にステップを踏んでいく
アンダーグラウンドヒップホップの特徴
・比較的に遅く重たいビートで
・力強く踏み込むスタイル
動画を見ていただけると違いがわかると思うので、こちらを参考にしてみてください。
スタイルヒップホップ
スタイルヒップホップは比較的新しい種類です。
似たような踊り方で”LAスタイル”とも呼ばれるものもありますが、LAスタイルは名前の通りロサンゼルスの方の音楽に合わせて踊るスタイルです。
躍り方はたしかに似ているのですが、見た目や音楽などに注目すると違いがわかると思います。
・スタイルヒップホップの動画はこちら
・LAスタイルの動画はこちら
ジャズヒップホップ
実はジャズヒップホップは“ヒップホップジャズ”というスタイルと混同される踊りでして、”ジャズ”と”ヒップホップ”どっちが先につくかで踊りも変わってしまうようです。
どっちでもいいのでは?と思うかもしれませんが、やっている方からすると明確な違いがあるようなので気をつけましょうね笑
ちなみに僕は今でも、パッと見ではどっちの踊りなのか見分けがつきません…。
・ジャズヒップホップの参考動画はこちら
・ヒップホップジャズの参考動画はこちら
ガールズヒップホップ
ガールズヒップホップは女性らしさをより際立たせたスタイルですね。
“セクシー”や”かわいらしさ”の言葉に合う踊り方をしていて、女性らしい踊りがしてみたい人にはおすすめのスタイルです。
女性ならではの武器がおおいに活かせるジャンルですが、最近では男性でも踊っている方が多いようですね。
ガールズヒップホップの参考動画はこちら
R&Bヒップホップ
R&Bとは音楽のジャンルのことなのですが、この音楽に合わせて踊るスタイルをR&B(アールアンドビー)ヒップホップと言います。
オシャレな踊り方が特徴で、なかには”スタイルヒップホップ”のような踊り方をする人もいますね。
どちらかといえばR&Bヒップホップと認知されているのはメロウな気持ちいい感じで踊るスタイルで、スタイルヒップホップは”キレ”があって”ピタッと止まる瞬間”や”初速が早い”ような踊り方です。
ただ、現状としてはR&Bヒップホップもスタイルヒップホップも混同されていてほぼ同じ踊りって感じですね。
R&Bヒップホップの参考動画はこちら
シェイク
ヒップホップダンスの技にシェイクというものがあるのですが、シェイクに特化して踊るスタイルをシェイクと言います。ややこしですが…。
特徴は動画を見てもらえるとわかるのですが、肩や腰などからだを振って踊るスタイルです。
遊ぶ感覚で楽しそうな印象がありますね。
シェイクの参考動画はこちら
ドギー
ドギーはスタイルというより“ノリ”に近い踊り方です。
ドギーを使うチームとして有名なのは”KING OF SWAG”の方達なのですが(LAスタイルのところで紹介したチームです)、踊りの中にノリとして入れられることが多いのかなと思います。
ドギーというノリだと覚えてもらっていいのではないでしょうか?
ドギーの参考動画はこちら
ターフ
僕も最近まで知らなかったのですが、ターフというスタイルがあるそうです。
主に西海岸(ウエスト・コースト)の音楽に合わせて踊られるスタイルで、ポップダンスのテクニックが使われます。
2002年ごろから広がってきたスタイルなので、比較的若いダンスとも言えますね。
ターフダンスの参考動画はこちら
ジャーク
ターフと同様に最近流行り出したスタイルがジャークです。
正直スタイルというよりはそのとき流行ったステップという感覚なのかもしれませんが、一応紹介しておきますね。
2009年から一気に広がりはじめた踊りで、ジャークのバトルイベントもあったりするそうです。
やるやらないは別として、新しいステップとして取り入れても面白そうですね。
ジャークの参考動画はこちら
クランプ
知っている方も多いのかなと思うのがクランプです。
たしかにヒップホップという文化のなかにクランプの踊りがあるのかもしれませんが、もはや”クランプはクランプというダンス”として確立していますね。
それくらい勢いのあるダンススタイルがクランプです。
クランプの参考動画はこちら
シーウォーク
スタイルと言っていいのかわかりませんが、ウエスト・コースト(アメリカ西海岸)といえばシーウォークです。
スタイルというよりはそういうステップがあるんだなと覚えてもらえれば良いのですが、めちゃくちゃかっこいいのでぜひやってみてください。
ステップ自体は難しくないのですがかっこよく踊るのは難しいです。ただ、ウエスト・コーストの音楽に合わせてやるとかなり楽しいです。
シーウォークの参考動画はこちら
サウスヒップホップ
西海岸があるなら南も…という感じで紹介したいのがサウスヒップホップです。
特徴は踊り方というより音楽に合って、”シンセサイザー”という音や重低音の音などがミックスされて現在流行ってる音楽の一種とも言えます。
実際に聴いてもらった方がわかりやすいので、以下のMVをご覧ください。日本で流行ってる音楽もかなりこの影響を受けているなっていう印象です。
サウスヒップホップのMVはこちら
ヒップホップダンスを踊る芸能人
おまけな感じですが、ヒップホップダンスを踊っている芸能人を何人かご紹介します。
芸能人というよりはヒップホップダンスを取り入れているアーティストです。
EXILE
ヒップホップダンスを取り入れているアーティストで最も有名?なのはLDH系列のグループですね。
EXILEや三代目、GENERATIONS、E-Girlsなどなど…
実力もたしかですし、どのグループも流行りの音楽やステップを積極的に取り入れていますね。
参考動画はこちら
DA PUMP
「U.S.A」で再ブレイクしたDA PUMPもヒップホップダンスを取り入れていますね。
実はチームとしてはヒップホップダンスを踊っていますが、メンバーのKENZOさんはヒップホップダンサーではなくて、ロックダンスで世界一になった実力者なんです。
EXILEにしてもそうなんですがメンバー全員がヒップホップダンサーかというとそうではなくて、各々のジャンルの良さをまとめてヒップホップダンスにしている感じですね。
つまりヒップホップダンスは色々なジャンルからいいとこ取りをしてもOKなジャンルってことなんです。
参考動画はこちら
三浦大知
三浦大知さんの音楽で踊られているのはスタイルダンスですね。
ときどきブレイクダンスや他のジャンルも取り入れられていますが、基本的にはスタイルヒップホップを踊られています。
三浦大知さんもかなりダンスのレベルが高いので、憧れている方はスタイルヒップホップをやってみましょう。
参考動画はこちら
安室奈美恵
安室奈美恵さんが取り入れているのは、おそらくヒップホップジャズですね。
曲によってはジャズヒップホップなのかなという感じもしますが、以下の「FUNKY TOWN」はヒップホップダンスにジャズのエッセンスを加えた感じがします。
“ジャネットジャクソン”というアーティストの振り付けもヒップホップジャズと言われていますが、安室さんの振り付けはそれに近いですね。
「FUNKY TOWN」はこちら
「All For You(ジャネットジャクソン)」はこちら
倖田來未
倖田來未さんが取り入れているのはジャズヒップホップだと思います。
ヒップホップダンスというよりはジャズダンスにヒップホップダンスの要素を取り入れた感じですね。
実際のところは区別がわかりませんが、おそらくジャズヒップホップですね。
参考動画はこちら
ヒップホップダンスの種類は区別が難しい
今回は15種類のヒップホップダンスについて紹介させていただきました。
正直なところ種類が多すぎたり色々なジャンルがミックスされていたりして区別が難しい部分もありますね。
ヒップホップの醍醐味でもありますから全然OKなんですが、このようにヒップホップダンスは自由で幅広いということが理解していただけたかと思います。
この記事で紹介した種類以外にもスタイルはたくさんはありますし、認知されていないところで流行っているスタイルというのもあるのかなって気がします。
僕も随時それらを更新していきたいと思うのですが、まずはやってみたい踊りがあったらチャレンジしてみてくださいね。
ヒップホップダンスをはじめどのダンスにも正解はないので、自分なりの楽しみ方を見つけてやっていきましょう。
ヒップホップダンスのステップにどんなものがあるのか知りたい方は以下の記事もぜひチェックしてみてくださいね。それではまた。