ダンスが上手い人ってどんな特徴があるの?
他の人とは何がちがうんだろう?
そもそもダンスが上手いってどういうこと?
こういった疑問にお答えします。
記事を書いている僕のダンス歴は6年ほど。
現在もインストラクターとして活動中のダンサーです。
今回はそんな僕が、これまでの経験をもとに「ダンスが上手い人の特徴」を技術的な要因と内的要因にわけてまとめてみました。
注意点
ダンスは、技を決めたら点数がつく体操競技とはちがうので、なにをもって「上手い」とするのか、その基準は人それぞれの考え方があります。
本記事の内容も、あくまでの僕の見解をまとめたものなので、1つの考え方として参考程度にご覧ください。
ダンスが上手い人の技術的な特徴
結論として、僕が思う「ダンスが上手い」とは、『動きに無駄がなく、かつ音楽の再現力が高いこと』です。
「動きに無駄がない」とは、動きやステップがはっきり見えること。
「音楽の再現力」とは、リズム感があり表現が豊かなこととも言えます。
そんなダンスの上手さをもっている人の技術的な面や踊り方について、5つの特徴をまとめました。
- 音楽に忠実
- 技術の精度が高い
- リラックスしている
- 自信をもっている
- 自分らしく踊っている
順に解説します。
①:音楽に忠実
ダンスにおいて最重要のポイントです。
前提として、ダンスは得点や速さを競うスポーツではないので、どれだけ派手な技ができても音楽を無視しているなら「ダンスが上手い」とは言えません。
逆にいうと、ダンスが上手い人は派手な技ができなくとも、音楽のリズムをしっかり聴き分けて、リズムに合った踊りができています。
②:技術の精度が高い
技術の精度とは、1つ1つのステップが身についていたり、アイソレーションがはっきり見えたりすることです。
実際に、いくら音楽のリズムを聴き分けることができても、からだを使いこなせなければ「再現力」は低いまま。
しかし、ダンスが上手い人は、聴いている音楽に対してステップやアイソレーションを上手に使いこなすことができています。
③:リラックスしている
いざ踊るときの話で、ダンスが上手な人は、無理に動きを詰めたり、焦ってリズムを早取りしたりしていません。
「あの人は他の人となんか違うな」という感じ。これは、リラックスしていて「よゆうがあること」が要因かもです。
④:自信をもっている
「自信」とは、オレ様みたいなナルシストの意味ではなく、胸を張って「堂々と踊る」ということです。
ダンスとは不思議なもので、堂々としている人は、実際の力量よりも上手く見えることがあり、自信がなさそうな人は、実際の力量よりも下手に見えてしまいます。
「ダンスは自信が8割」という人もいるくらい「堂々と踊ること」は重要な要因です。
⑤:自分らしく踊っている
「自信」にもつながる話で、ダンスにおいては「自分らしく踊ること」がすごく大切です。
それは、ダンスは最終的に「自己表現」の世界なので、自分のやりたいことやイメージを再現することが評価されるからです。
実際に、他の人と合わせようとすると、どこかでブレーキがかかってしまいます。しかし、自分らしく踊ろうとすると、動きがのびのびとして、堂々と踊ることができます。
くり返しですが、堂々と踊っているとダンスは不思議と上手に見えるものです。
ダンスが上手い人の内面的な特徴
ダンスが上手い人には、技術が優れているという特徴だけでなく、内面(気持ちの部分)でも上手くなる特徴があります。
下記のとおり。
- 負けず嫌いでダンスに素直
- チャレンジ精神がある
- 自分で考えるクセがある
心・技・体のような言葉がありますが、ダンスが上手い人は技術だけでなく内面的な強さも兼ね備えています。スポーツにおけるアスリートも、共通して内面が強いですよね。
上記に当てはまっていないと上手くなれない。というわけではないですが、参考までに紹介します。
①:負けず嫌いでダンスに素直
僕が上手いなと思う人は、ほぼ全員といえるほど「負けず嫌い」でめちゃくちゃ「素直」な人が多いです。「負けるのが嫌だからとにかく練習する」っていう感じですね。
ただ、補足として勘違いしてはいけないのは、すべての人の「性格がおなじ」ということではありません。
ぱっと見た感じで闘争心むき出しの人もいれば、静かに燃えているような人もいるので、表に出すかどうかではなく、「負けたくない」という思いをもっているかどうかということです。
②:チャレンジ精神がある
いろんなダンスや難しい動きにチャレンジできる人は成長が早いです。「好奇心旺盛」とも言えます。
チャレンジ精神が上達に関係する理由は2つ。
- やってみないとわからないから
- 失敗から学べることがあるから
まず、そもそもやってみないと成功のチャンスすらないですよね。
それに、たとえ失敗したとしても、そこで学びや気付きがあり結果として成長できることもあります。
というわけで、「まずチャレンジしてみること」は、ものすごく大切。失敗を恐れずにどんどんチャレンジしましょう。
③:自分で考えるクセがある
何よりも大事なことです。
なぜなら、最終的に自分のことは自分にしかわからないからです。
- できない原因はなにか
- なにをすれば改善できるか
- 人にできて自分にできないのはなぜか
これらを自分で考えるクセのある人は、どんな世界でも成長が速いです。
先生や親に言われたことしかできない人は、必ずどこかで成長が止まります。自分のことはまず自分で考えるクセをつけるようにしましょう。
ダンスが上手い人がやっている練習
ダンスが上手い人は、具体的にどんな練習をしているのか僕なりの見解をまとめました。
- 基礎の見直し
- 真似や観察
- 音楽をよく聴く
順に解説します。
基礎の見直し
ひたすらウネウネ。
ウェーブ一からやり直し中🌊🌊#wave #animation pic.twitter.com/nAkNZqekw2— Ricky okinawa EPOCH (@Ricky1989ep) January 15, 2020
この方は世界でも活躍されているダンサーのRickyさんですが、そんな方でさえ何度も基礎の見直しをしているようです。一石二鳥では身につかないからこそ、磨き続けているんですね。
「上手くならない」または「上手くなりたい」と思っている人ほど「基礎の見直し」をしてみると良いかもです。
なお、ダンスの基礎については以下の記事で紹介しているのでぜひ参考にしてください。
真似や観察
実は、ダンスの世界でコピーを自分のものとして出すのはNGです。しかし、練習の段階では真似をしてOK。
むしろ、実力のあるダンサーは、トップダンサーをよく観察したり真似をしたりして上手くなっています。
基礎を磨きつつ、徹底的にうまい人のダンスを真似することが上手くなるための近道かもです。
音楽をよく聴く
復習ですが、ダンスの上手さには「リズム感」や「表現力」がおおきく関係しています。
つまり、上手に踊りたいのであれば、前提として「音楽をよく聴くこと」が大切です。
基礎練習や真似をすることによって技術は磨けますが、音楽をよく聴いて「リズム感」や「表現力」も養うようにしましょう。
まとめ:ダンスは必ず上達する。上手い人のマネをしよう。
まとめとして、ダンスが上手くなりたい方は、上手い人のマネをすることが近道です。
それは、マネをしているなかで、できないことを分析したり苦手を克服したりしていけば、できることが少しづつ増えていくからです。
基礎練習を継続しながら上手い人をマネする。
こんな感じで練習をしてみてください。
というわけで、今回は以上となります。