ダンスを始めるには、何歳からがベストなの?
習い事として始める年齢とか、ダンスを始めても大丈夫な年齢を教えて。
こんな疑問にお答えします。
記事を書いている僕のダンス歴は6年ほど。これまでにはインストラクターなどの経験があるので、それらをもとに解説していきますね。
ダンスは何歳からでも大丈夫【早すぎには注意】
結論、ダンスは何歳から始めても大丈夫ですが、子供の習い事として「早すぎ」には注意しましょう。
わかりやすく言うと「ダンスを始める年齢に遅すぎることはないが、習い事の早すぎはあまり良くない」ということです。
具体的に解説します。
ダンスが何歳からでも遅くはない理由
まず何歳からでも遅くない理由は、ダンスが「楽しむ文化」だからです。
音楽が流れていたら曲に乗って踊ったり、自分らしく表現できる。
踊ってコミュニケーションが取れる。
そういった文化を楽しむには年齢や人種、性別は一切関係ありません。始めるにあたって遅すぎることはないので安心しましょう。
ちなみに僕も、ダンスを始めたのは大学に入ってからです。
習い事で始める年齢は早くても3~4歳が良い
子供の場合は「早くても3~4歳」がおすすめです。
ちなみにこれは「スクールに通う場合(習い事)」の話であって、自宅で楽しむぶんには3歳以下であっても問題なしです。
習い事が早すぎると良くない理由は以下の通り。
- 未就学児は集中できないから
- 先生の言っていることが理解できないから
- 月謝がもったいないから
当たり前かもですが、未就学児をスクールに通わせても「集中できない」「先生の言ってることが理解できない」です。
月謝はだいたい5,000円から10,000円が相場ですが、もったいない気がします。
実際に「3歳以上から入会OK」というスクールも少なくないので、習い事としてダンスを始めるには3歳以上が目安です。
もちろん3歳以上であることがルールではないので、どうしても通わせたいのであれば問題はありません。
【幼児〜大人】ダンスを始めるときのアドバイス
これからダンスを始めるにあたり、以下の世代別にアドバイスをしていきます。
- 幼児
- 小学生
- 中高生
- 大学生
- 大人
順にお話しするので、該当する部分をぜひご覧ください。
①:幼児からダンスを始めるときのアドバイス
以下の通りです。
- 自宅で一緒に踊ってあげましょう
- 色々なダンスをやってみましょう
- やらせる、上手にさせるはNG
すでにお話しした通り、3際以下のお子さんにダンスをさせるのであれば、「習い事ではなく自宅」でやってみましょう。理由はすでに話した通りです。
また一緒に踊ってあげたり、色々なダンスや音楽に触れさせてあげたりすると「楽しい」が継続できるので良いですね。
とはいえ、当然ですが「やらなきゃダメ」「練習しなさい」のような姿勢はNGです。
好奇心旺盛なうちは「ダンスだけ」に縛らず、色々な経験をさせてあげましょう。個人的に小学生以下のお子さんには「好きなことを一緒にやってあげる」のが1番だと思っています。
参考:自宅で一緒にやってみよう
以下は楽しくダンスをはじめてみたい人向けのDVDです。
対象年齢は小学生より下くらいでかなり低めですが、大人でもエクササイズにはちょうど良いと思います。
子供は飽きるのが早いので「いきなり習い事をさせる」よりは、とりあえずダンスに飽きるまで自宅で一緒にやってみることがおすすめです。
②:小学生から習い事を始めるときのアドバイス
アドバイスというより「小学生クラスの現状」みたいな感じですが、以下を参考にしてみてください。
- お子さんの気持ちを優先しましょう
- 「上手くなる」よりも「楽しむ」が大事
- 親御さんへの負担も大きい
経験上、小学生を教えていると「言うこと聞きなさい!」「なんでできないの!?」「練習しなさい!」といった親御さんの圧がとにかくすごいです。本当にすごい。
なかには自信を失ってしまう子がいて、楽しかったダンスがいつの間にか楽しくなくなっています。僕から見ると、お子さんが親御さんのためにダンスをしている感覚です。
繰り返しですが、ダンスは楽しむもの。上手くなることよりも「楽しむこと」を教えてあげましょう。結果的に、楽しんでいることが上達への1番の近道です。
これから始めるに当たって「本人がダンスをしたい」のか、親御さんがダンスを「させたい」のかはしっかり確認しておきましょうね。
親御さんへの負担も大きい
上記はお子さんのことを考えてのお話しですが、少なからず親御さんへの負担も大きいです。
具体例は以下の通り。
- 金銭面
- 時間と労力
- 人付き合い
現実問題として、スクールでは「月謝」の他に「遠征費」「衣装代」など多くの出費がかさみます。ダンスは踊っているだけのように見えますが、実は金銭面の負担はかなり大きいです。
それから、衣装を手作りで用意したり車で送迎したりのような時間と労力もかかります。
最後の「人付き合い」に関しては得意な人には問題ないですが、人によっては負担ですね。僕から見て、他の親御さんや先生方との付き合いは結構大変そうです。
以上より、お子さんよりも親御さんの負担が大きくなることもあるので、そこは念頭に置いておきましょう。
③:中高生からダンスを始めるときのアドバイス
以下の通り。
- 周りと比べないこと
- 大人クラスに入会すること
- 部活動もおすすめ
中高生になると小学生以上に「羞恥心」「周りと比べる」「自分にはセンスがない」という感情が大きくなります。
もし中高生からスクールに通うのであれば、中高生や大人の多いクラスへ入会することがおすすめ。
理由は小学生と比べてできないより、大人に混じってできない方がメンタル的なダメージが少ないからです。楽しむことが1番とはいえ、周りを気にしてしまう年頃ですもんね。
ダンスは続けていれば必ず上達しますし体も慣れてくるので、最初は「周りと比べない」「大人クラスに入会してメンタル的なダメージを小さくする」を覚えておきましょう。
もしあるなら部活動もおすすめ
部活動がおすすめな理由は、みんなの足並みをそろえて練習したり、初心者の人が一緒に練習を始められたりするからです。
スクールの場合は通年でレッスンをしているので、初心者の人に合わせることがありません。
部活動であれば、基本的には4月から学校が始まり「部活動に入部→練習開始」という区切りがあり、初心者でも1から練習を始められます。
とはいえ僕もそうでしたが、中学高校にはダンス部がない場合もあるので、そういった人は「スクールに通う」か「独学」で始める感じですね。
④:大学生から始めるときのアドバイス
結論として、部活動やサークルに入部することをおすすめします。理由は先ほど話した通り、初心者でも1から練習を始められるからです。
ほとんどの大学にはダンス部やサークル、同好会があると思うのでぜひ考えてみましょう。
なお、僕も大学に入ってからダンスを始めているので、気になる人は以下の記事も参考にどうぞ。
⑤:大人から始めるときのアドバイス「Let’s Enjoy」
大人からダンスを始める人であれば、「楽しむ」ことが何よりです。
というのも、大人になってからダンスを始める人は、上手になることよりも「楽しそう」「趣味としてやってみたい」というのが多いと思います。
仕事や生活のリズムに合わせてスクールに通うも良し、自宅で練習するも良しです。
自分のペースで楽しみましょう。
参考動画:映画『はじまりはヒップホップ』
余談ですが、大人で「自分にダンスはちょっと…」と思っている人に見ていただきたいのですが、以下は「ダンスの楽しみ方」という意味でおすすめの映画です。
動画で紹介されているダンスグループの平均年齢はなんと83歳。ちなみにこの作品、ドキュメンタリー映画なので「実在のグループ」です。
内容については詳しく触れませんが、「お年寄りでも目が見えなくてもダンスは楽しめる」そう思わせてくれますよね。
ダンスというと抵抗があって難しく考えられがちですが、「ダンスを楽しむ」ことは何歳からでも遅くないということです。
もし「ダンスは今からじゃ遅いな」と思っている人はぜひ映画をご覧ください。勇気をもらえますよ。
まとめ:ダンスは何歳からでもOK。何よりも楽しもう。
記事のポイントをまとめます。
- ダンスは何歳からでも大丈夫
- 子供の習い事は早すぎに注意
以上。これからダンスを始めるときのアドバイスも世代別にさせていただきました。
共通点は「何よりも楽しむ」こと。
繰り返しですが、ダンスの正解は「上手いこと」ではなく、踊りそのものやコミュニケーションを「楽しむこと」です。
楽しみ方は人それぞれでOKなので、ぜひダンスを始めてみましょう。以下に参考記事も貼っておきますね。というわけで、今回は以上となります。