ダンスって結局は才能だよね。
自分は才能ないから、もう辞めようかな…。
今回は、こういった悩みを抱えている方に向けて書いていきます。
記事を書いている僕のダンス歴は6年ほど。
これまでにはインストラクター等の経験があります。
そんな僕も「自分にはダンスの才能がない」と悩んでた時期があり、おなじように「ダンスの上達がはやい人には才能があるんだ」と考えている方もいるはずです。
しかし、ダンスは才能だけですべて決まるわけではありません。
本記事では、現役プロダンサーの実例もふまえながら、「ダンスにおける本当の才能」についてお話していきます。
「ダンスの才能がない」と悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
ダンスは才能だけでは決まらない【プロの実例を紹介する】
冒頭のとおり、ダンスは才能だけですべて決まるわけではありません。
さらにいえば、仮に才能があっても、それだけでやっていけるほど世の中甘くはないです。
ここに関しては、論より証拠。
現役プロダンサー等の実例を見てみましょう。
例①:ヒップホップダンス界のレジェンドにも才能がなかった
ヒップホップダンス界には、世界的にも有名な「DOMINIQUE(ドミニクさん)」というダンサーがいます。
世界大会のジャッジ(審査員)や海外のダンスイベントにゲスト出演をするような、素晴らしい実績のあるダンサーです。
そんなドミニクさんですが、「ダンスをはじめた当初は才能がなく悔しい思いをした」と、自身のブログで経験談を語られています。
世界レベルのダンサーが才能のなさを痛感し、その悔しさをバネに努力を積み重ねた結果、いまの地位を築くことができたという話です。
詳しい内容は、下記にリンクを貼っておくので、気になる方は読んでみてください。
[box06 title=”あわせて読みたい”]30年前の私…才能のカケラもなし。お手上げ状態からのスタートでした。[/box06]
例②:有名アーティストのバックダンサーにも才能がなかった
世界38カ国、800万人が愛読する経済誌の日本版に「s**t kingz(シットキングス)」というダンスチームの記事が掲載されていました。
シットキングスとは、三浦大知さんをはじめとする有名アーティストのバックダンサーを務めるなど、国内外で活躍されているダンスクルーです。
この記事の一部に、メンバーであるshojiさんの話があります。
「たしかにセンスがある人はステップをはやく覚えることができる。しかし、センスがなくても2~3倍の練習をすれば追いつける。」
参考:運動が苦手だった少年がプロダンサーへ、s**t kingzの個性と才能に注目せよ
運動神経の悪かったshojiさんは、センスがない分、多くの時間を努力に費やしたそうです。
以上のように、国内外で素晴らしい功績を残しているダンサーの方々ですら、欠かさず努力をしていることがわかります。
例③:イチロー選手の話
ダンサーの話ではないですが、野球界で活躍されたイチロー選手のインタビュー動画も紹介します。下記(0:00~1:18)をご覧ください。
どんなことでも、その場ですぐにできるセンスや能力の高さを才能だと考える人は多いです。
しかし、イチロー選手のいう才能とは「やり抜く力」。どんなにセンスがあっても続けられないのであれば、それは「才能がない」ということになります。
続けていくなかで成功も失敗もあるでしょうが、そこで諦めずに「やり抜くこと」こそが本当の才能というわけです。
ダンスの才能がない人がやるべきこと【努力あるのみです】
結論として、ダンスの才能がないと悩んでいる方がやるべきことは「努力」です。
理由は、努力できることも才能だから。
プロダンサーやイチロー選手の例にあるとおり、どんな分野でも結果を出している人たちは努力をしていますが、多くの人は、うまくいかない理由を才能のせいにして努力をしません。
たしかに努力すれば必ずうまくいくという保証はありません。しかし、努力をしなければうまくいく可能性すらないことは確実に言えることです。
努力は闇雲にやることではない
努力というと練習をがむしゃらにやる、寝る間も惜しんでやる、という印象があるかもですが、実は違います。
僕が思う「努力」には、3つの要素があります。
- 実行
- 改善
- 継続
順に解説します。
①:実行する
当然ですが「ダンサーになりたいな」と思っているだけで、練習をしなければダンサーになることはできないでしょう。
まずは実行あるのみです。
そのさい「結果を出すためにいまできる最善はなにか」を考えながらアクションを起こしましょう。
また、最善を尽くすためには食生活を整えたり、睡眠時間を確保したりすることも重要です。
「ダンサー=ダンスの練習」ではなく、あらゆる面で「できることはなにか」を考えるようにしましょう。
②:改善する
前半でもお話したとおり、努力をしたからといって必ずしも成功するわけではありません。
継続していれば、成功も失敗もつきものです。
いずれにせよ、ここで重要なのは改善すること。
「なぜうまくいったのか、なぜうまくいかなかったのか」を考えて改善することができれば、今日よりも明日の自分は次のステージに上っているはずです。
③:継続する
実行・改善は、くり返すことが大切です。
イチロー選手の話にもあったとおり、結果がすぐにでないからといってやめてしまっては、わからないことがあります。
何度もいいますが、「続けること」もまた才能。
もしステップや振り付けをすぐに覚えるセンスがなかったとしても、人一倍努力できる才能なら誰にでも身につけるチャンスがありますね。
まとめ:ダンスの才能を求めるより努力をしよう
実をいうと、記事を書いている僕は、まだダンスにおける目標を達成しているわけではなく、執筆している現在も、どうすれば目標を達成できるか試行錯誤している段階です。
ここまでで思うのは、努力の難しさ。
結果が出ないと、つい「才能」という言葉に逃げて努力をやめようかと考えてしまいます。
しかし、才能を求めるのは現実的ではありません。そして努力をやめたら、本当になんの才能もない人になってしまいます。
くり返しですが、努力できることも才能です。
僕もまだまだ努力するので、一緒に頑張りましょう。
というわけで、今回はここまでとなります。
本記事が少しでも参考になれば幸いです。