ダンスに必要なリズム感がなくて困ってる。
リズム感を鍛える方法を知りたい。
こんな疑問にお答えします。
記事を書いている僕のダンス歴は6年ほど。
これまでにはインストラクターやコンテストの受賞歴があります。
今回はそんな僕が、ダンスに必要なリズム感について解説し、リズム感を鍛えるトレーニングもまとめました。
「リズム感の不安をなくしてダンスを楽しみたい!」という方はぜひ参考にしてください。
ダンスに必要なリズム感とは?【リズム感がない原因も解説】
結論として、ダンスに必要なリズム感とは、ダンスで使われるリズム取りができることです。
リズム取りが重要な理由は、ダンスの完成度をあげるため。
ダンスはふつう流れる音楽を聴いてからだで表現するものなので、音楽とかけ離れた動きはダンスではなく「体操」です。
もしダンスの完成度をあげたいのなら、音楽を意識して踊ること。
つまり、リズム取りが重要というわけです。
音楽家のようなリズム感は必要ない
「ダンスがうまい人には優れたリズム感があるんだ」と思うかもですが、実は違います。
必要なのは音楽家のようなリズム感ではなく、リズム取りの方法を覚えることです。
もちろんリズム感があるぶんには良いですが、リズム感がないからといってダンスが上達しないことはありえません。
リズム感がない原因は2つ
実は、ダンスをはじめた当初の僕も「リズム感に自信がない。不安。」と思ってました。
おなじように、リズム感がないと思っている方には2つの原因があります。
- 原因①:そもそもリズムの概念やリズムの取り方を知らない
- 原因②:リズムの取り方は知ってるけど体が追いついていない
順に解説します。
原因①:そもそもリズムの概念やリズムの取り方を知らない
まず、初心者の方や練習してるのに上手にならない人は、リズムキープができておらず動きだけになっていることが多いです。
リズムキープとは、音楽のリズム周期に合わせてダンスのリズムも一定に保つこと。
そもそもリズムの取り方を知らなかったり、知っていても無視したりしているとなかなか上手くはなれません。
実際プロのダンサーはすごいことをやっているように見えますが、実は基本的なリズム取りをとても大事にしています。
基本的なリズム取りのなかで遊んでいる感覚です。
これからダンスをはじめる人は当然『①:リズムの取り方を理解する』必要があり、基本的なリズム取りをきちんと磨くだけでも「リズム感への不安」は必ず抜けていきます。
原因②:リズムの取り方は知ってるけど体が追いついていない
リズムの概念や基本的なリズム取りは知っているのに上達しない人は、頭で理解したことに対して体が追いついていない状態です。
「そもそもリズム取りの動きができていない」もしくは「反復練習が足りず体になじんでいない」ことが考えられます。
ダンスでは「無意識レベル」でリズムに乗ることが上達のコツで、頭で考えているうちは動きのつながりがぎこちなく見えるものです。
実際に僕は、そもそものリズム感はいまだに改善してないですが、リズム取りを反復練習をすることによって上達し、大会などで結果を残すこともできています。
ようするに、ダンスには一般的にいうリズム感というより、「ダンスのためのリズム取り」を覚えることが上達のポイントです。
リズム感を良くするには「頭で理解しからだで覚える」
くり返しですが、ダンスに必要なリズム感とは、ダンスで使われるリズム取りができるようになることです。
リズム取りができるようになる方法は下記のとおり。
- リズムの取り方を頭で理解する
- リズム取りをからだで覚える
- リズム取りのバリエーションを増やす
順に解説します。
①:リズムの取り方を頭を理解する
まずはリズムの取り方を「頭」で理解しましょう。
頭で理解できていないと、実際にからだを動かすのはもっと難しいからです。
とはいえ、頭で理解するだけでてんやわんやした感じがなくなり、リズム感が改善することもあります。
②:リズム取りをからだで覚える
リズムの取り方を頭で理解できたら、からだに覚えさせる練習をしましょう。
さすがに、頭で理解するだけですぐに表現できるようになる、ということはないからです。
リズム取りを反復練習をして実際にからだで表現できるようにしましょう。
③:バリエーションを増やす
ダンスで使われるリズム取りのパターンはたくさんあります。
そういったリズム取りのバリエーションが増えると、ダンスの幅も広がるので練習しておくと良いです。
ダンスのリズム感を鍛えるトレーニング6選【反復練習しよう】
しつこいですが、ダンスに必要なリズム感とは、ダンスで使われるリズム取りを使えるようにすること。
とはいえ、一般的に言われるそもそものリズム感もトレーニングで鍛えることはできます。
本格的なダンスの練習ではないですが、リズム感を鍛えるトレーニングなので、ぜひ遊び感覚でやってみてください。
なお、本格的なダンスのリズム取りの方法を知りたい方は、下記の記事を参考にどうぞ。
【基本】ダンスのリズム取りを解説【苦手意識をなくす方法あり】
①:ウォーミングアップ【リズムジャンプ体操】
リズム感が鍛えられるかは微妙ですが、まずはウォーミングアップにどうぞ。
②:足元でリズムを取ってみましょう
お試しに簡単なリズムトレーニングです。
ダンスをこれから始める人やリズム取りが苦手な人はやってみましょう。
③:裏拍で手を叩くトレーニング
ダンスでは「エンカウント」つまり「裏拍」を感じることがとても重要。
以下の動画は「裏拍」で手を叩くトレーニングです。
メトロノームの音と音(表拍)のあいだ「裏拍」で常に手を叩いてみましょう。
動画の最後まで「裏拍キープ」ができればOKです。
テンポが速すぎると感じる人は少し遅いテンポからどうぞ。
メトロノームのアプリがあると便利なのでこれを機にインストールしておきましょう。
④:上半身でリズムトレーニング
ここまでは単純なリズムキープでしたが、今度は上半身だけでやってみましょう。
リズム取りの変化もあるので少しだけ難しくなります。
⑤:手拍子のタイミングをずらすトレーニング
簡単かもですが、少し頭を使います。
⑥:楽譜を見ながらトレーニング
ギターなどをやる人向けのトレーニングですが、リズム感をさらに鍛えたい人はどうぞ。難易度はかなり高いです。
ぶっちゃけここまでのリズム取りが無意識でもできるようになれば、リズム感に対して深刻に悩むことはありませんね。
以下は参考程度にやってみましょう。
具体的な練習方法はこちらをご覧ください。
以上、遊び感覚でできるリズムトレーニングを紹介しました。
リズム感を鍛えるコツ
リズム感を鍛える上でのコツは以下の通り。
- コツ①:音楽を楽しむ
- コツ②:最初はゆっくり
- コツ③:リラックス
繰り返しですが、リズム感を良くする前提として「音楽を楽しんでいること」が大切です。
それから、いきなり速いテンポでやろうとせず、難しいものはゆっくりのテンポから挑戦してみましょう。徐々にテンポを上げていけばOKです。
また、テンポが速くなっても落ち着いてリズムに乗っていきましょう。
まとめ:ダンスのリズム感は鍛えることができる【ゼロからでもOK】
記事のポイントをまとめます。
ダンスで必要なのはリズム取りの方法を覚えること
反復練習することでリズム感は身につく
ダンス初心者の方のうち、おおくの方が「リズム感に自信がない」と困っていますが、実際は後天的に鍛えることができます。
実際に、僕もそうですが、ダンスをやっていて最初からリズム感に自信のある人はほぼいません。
練習しだいでは、リズム感も良くなりダンスも上達できるので、根気強くつづけることが大切です。本記事を参考に、ぜひリズム感を鍛えてみてください。
というわけで、今回はここまでとなります。