ダンスでダイエットをしたいんだけど、ダンスの消費カロリーってどれくらいなの?
他の運動と比べて、どれくらい消費カロリーが違うのかも知りたい。
こんな疑問にお答えします。
記事を書いている僕のダンス歴は6年目。
これまでにはインストラクターなどの経験があります。
今回はそんな僕が、ダンスの消費カロリーについて解説し、ダイエットだけではないダンスの効果についても紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
ダンスの消費カロリーとは?【他の運動との比較あり】
結論、ダンスをしたときの消費カロリーは、約300kcalといわれています。
とはいえ、300kcalというのはあくまで「日本人の平均体重(59.5kg)の人が1時間活動した場合」であり、実際には”個人差”があります。
なぜなら、身長や体重、それからダンスの種類によって使われるエネルギーの量が異なるからです。
例として、僕がジャズやバレエを1時間おこなった場合で計算したところ、消費カロリーは”約389kcal”でした。
このように、ダンスの消費カロリーはだいたい300kcalとされていますが、正確には個人差があることを覚えておきましょう。
消費カロリーの計算方法
もし正確な消費カロリーを知りたい場合は、2つの方法で計算ができます。
- ①:計算式にあわせて自力で計算
- ②:自動計算してくれるサイトを利用
自力で計算する場合は、より正確な数値を出せますが、自動計算サイトは”おおよそ合っている”イメージです。
自力で計算する場合
より正確な数値を知りたい方は、下記の計算式を参考に計算してみましょう。
あまりむずかしくないので安心してください。
消費カロリー(kcal)=メッツ値(METS)×体重(kg)×運動時間(時間)×1.05
ちなみに、メッツ値とは運動によるエネルギー消費量が、安静時の何倍にあたるかを示す値です。
【身体活動のメッツ表(出典:国立健康・栄養研究所)】があるので、表のなかから当てはまるメッツ値を選びます。
計算方法の例
僕の場合で計算してみたので、参考までにご覧ください。
- メッツ値…7.8METS(表より『一般的なダンス』)
- 体重…74.0kg
- 運動時間…1時間
7.8(METS)×74.0(kg)×1(時間)×1.05
=約606kcal
以上が、自力で計算する方法です。
自動計算してくれるサイトを利用する場合
「だいたいの数字がわかればいい」という方は【ke!san】が便利です。
4つの項目を入力するだけで、消費カロリーを自動で計算してくれます。
なお、サイトを利用する場合は、下の入力項目を忘れずに入力しましょう。
- ①:『運動』にチェック
- ②:『活動』を選択
- ③:『時間』(運動する時間を入力)
- ④:『体重』を入力
サイトへのリンクはこちらです。
ダンスと他の運動で消費カロリーを比較しました
日本人の平均体重(59.5kg)の人が、1時間の各エクササイズをおこなった場合の比較表です。
ダンスとウォーキングを比較すると、同じ時間のエクササイズをしたとしても、ダンスのほうが約1.5倍のカロリーを消費するようです。
ダイエットの手段としてダンスは非常に人気ですが、その理由がわかった気がしますね。
くりかえしですが、消費カロリーには個人差があるので、あくまで参考程度にご覧ください。
ダンスによって得られる効果【ダイエットだけじゃない】
ダンスによって得られる効果をいくつかあげてみます。
- その1:痩せる
- その2:基礎体力がつく
- その3:ストレスが発散できる
- その4:趣味が増える
- その5:病気予防につながる
具体的にお話ししていきます。
その1:痩せる
前半で見てきたとおり、ダンスの消費カロリーは少なくともウォーキングと同じか、それ以上です。
事実として、僕はダンスを6年くらい続けていますが、「痩せよう」という感覚がなくとも体型維持ができています。
けっして自慢しているわけではなく、ダンスにはそれくらいの効果があるということです。
もちろん「ダンスをしていれば暴飲暴食をしても大丈夫」とは言わないですが、規則正しい生活のなかにダンスがあると、さらに効果的に体型維持やダイエットができます。
その2:基礎体力がつく
基礎体力とは、持久力(体力)・筋力・柔軟性のことをまとめて指したもの。
ダンスをしていると、特に”持久力”や”筋力”が自然についていきます。
もともと運動する習慣のある人は、体力や筋力の維持ができますね。
基礎体力がつくと、疲れにくくメリハリのあるカラダになったり、基礎代謝があがったりするので、そういう意味でもダイエットには効果的です。
その3:ストレスが発散できる
ストレス発散には、ダンスも最適です。
実際に、日本成人病予防協会ではストレス発散の方法として「運動」を推奨しており、ダンスも運動の1つと言えます。
参考:日本成人病予防協会
よくある例で、「ストレスがたまったときはとにかく食べる!」という人がいますが、あまり正しい方法とは言えません。
もちろん人それぞれにストレス発散の方法はありますが、ダンスは週末や1日5分でもスッキリとした感覚になり、なおかつダイエットにもなるのでおすすめです。
その4:趣味が増える
ダンスは趣味にもなるので良いですね。
踊るだけではなく、音楽がもっと好きになったり、芸術に興味をもったりするようにもなります。
趣味がない人にありがちなのは、ぼーっとテレビを見たり、ネットサーフィンをしたりして「無駄に時間を使っている」こと。
それが悪いわけではないですが、どうせなら好きなことや趣味に時間を使ったほうが有意義な気がしますよね。
ダンスは時間を忘れるくらい楽しい趣味になるので、趣味がなくて悩んでいる人にもおすすめしたいです。
その5:病気予防につながる
これまでにお話ししたとおり、ダンスはたんにダイエットだけでなく体力維持やストレス発散にも効果的。
結果として、健康的な生活が手に入り、病気の予防にもつながります。
さらにダンスのいいところは、「健康維持や病気予防のためにやらなきゃ」と思わなくても続けられる点です。
辛いランニングや筋トレをせずとも、趣味感覚で楽しく続けられる。
これが運動としてダンスをおすすめする理由もあります。
まとめ:ダンスの消費カロリーは比較的高い【はじめよう】
記事のポイントをまとめます。
結論、ダンスの消費カロリーは、約300kcalといわれています。
とはいえ、実際には”個人差”があるので、もし正確な消費カロリーを知りたい場合は以下2つの方法を参考に計算してみてください。
- ①:計算式にあわせて自力で計算
- ②:ke!sanを利用
なお、計算式は下記のとおり。
消費カロリー(kcal)=メッツ値(METS)×体重(kg)×運動時間(時間)×1.05
(メッツ表はこちら)
くりかえしですが、ダンスの消費カロリーは他の運動と比べてもかなり高いほうです。
それにもかかわらず、道具がなくてもはじめられますし、場所もそこまで必要としません。
ダイエットとして人気のあるダンスですが、まだはじめていない方は、これを機にぜひはじめてみましょう。
というわけで、今回はここまでとなります。
本記事が少しでも参考になれば幸いです。