ダンスには筋トレって必要なのかな?
やるべき筋トレやメニューがあれば教えて。
こんな疑問にお答えします。
記事を書いている僕のダンス歴は6年ほど。
これまでにはインストラクターなどの経験があるので、それらをもとに解説していきます。
ダンスに筋トレは必要か?【3つの例で解説します】
結論として、筋トレは必ずやるべきものではないですが、なかには必要な人もいます。
イメージを持ってもらうために、どんな人には筋トレが必要なのかを3つの例でお話しします。
- 例①:運動経験がない人
- 例②:体が柔らかすぎる人
- 例③:体のシルエットを変えたい人
順に解説するので、当てはまるところは確認しておきましょう。
例①:運動経験がない人
運動経験がない人は、ある程度の筋トレをやったほうが良いです。
というのも、ダンスの上達には以下3つの要素が必要となるからです。
- 持久力(体力)
- 柔軟性
- 筋力
このうち、筋トレでは「筋力」を主に鍛えることができます。
運動経験のある人は筋力がそれなりのレベルで身についているのですが、そうじゃない人はある程度の筋トレをやっておくと良いです。
ちなみに”ある程度”とは、自分の体を支えられるくらい。
踊っているときによろけたり、「パワーが出せないな」と感じたりするなら必要かもです。
もちろん運動経験があっても、ブランクのある人や必要だと感じる人はやっておきましょう。
なお、筋トレの方法については本記事で紹介しますが、「持久力」「柔軟性」を鍛える方法は以下を参考にしてください。
例②:体が柔らかすぎる人
すでに体が柔らかすぎる人や、体の柔軟性を特に求められるダンスに”これから挑戦しようとする人”は筋トレをやったほうがいいです。
理由は、柔らかすぎる体には、それを支える筋力が必要だからです。
あまり知られてないですが、柔らかすぎる人に筋力がないと、体のバランスが崩れて“腰痛”や“ケガ”の原因になります。
つまり、ふつうの人のほどよい柔軟性であれば筋トレはそこまで必要ないですが、ふつう以上に体を柔らかくする人には筋トレが必要というわけです。
例③:体のシルエットを変えたい人
どちらかといえば男性に多く、僕もその1人なんですが、「体が細くて自分のシルエット(見栄え)が嫌い」という方は筋トレをすると良いです。
なぜなら、ダンスにおいてシルエットはめちゃくちゃ大事な要素だからです。
例えば僕のように、ヒップホップダンスで踊りを大きく見せたい人は、シルエットも大きくした方が見栄えが良いですね。
もちろん、細いシルエットが好きな方には必要ないですが、あえて大きくしたい方は筋トレをしてみても良いと思います。
「シルエットを大きくする」とはいえ、筋肉ゴリラのようになると、体が重くなったりケガをしたりするので気をつけてくださいね。
【目的別】ダンサーにおすすめの筋トレメニューを紹介
先ほどの例をもとに、おすすめの筋トレメニューを紹介します。
- 例①:運動経験がない人
- 例②:体が柔らかすぎる人
- 例③:シルエットを変えたい人
目的別に紹介するので、気になるところを参考にしてください。
①:運動経験がない人のメニュー
結論、「自重トレーニング」をしましょう。
自重トレーニングとは、自分の体重を負荷にしてトレーニングすることで、運動経験のない人はまずここからやると良いです。
目的は、”自分の体を支えられるくらいの筋力”をつけることで、具体的なメニューは以下のとおりです。
- 腹筋
- 腕立て
- 背筋
一般的な筋トレですが、基本的にはこれで十分です。
そのほかに必要な筋力は、ダンスをしっかり練習しているうちについていくので、まずはココからやってみましょう。
それぞれのやり方は以下の動画を参考にしてください。
腹筋
腕立て
背筋
例②:体が柔らかすぎる人
主に「体幹」を鍛える筋トレをしましょう。
体幹とは、からだの胴体部分のことで、具体的には胸・背中・腰回り・腹筋・お尻などを広く「体幹」と言います。
体幹トレーニングをおすすめする理由は、体幹を鍛えると、からだの中心が強くなって”ブレにくくなる”からです。
実際に、からだが柔らかすぎる人はバランスが不安定になりやすいので、”からだの軸”を安定させる必要があります。
からだの軸を安定させるには体幹トレーニングが効果的なので、以下を参考に実践してみてくだい。
例①,②で紹介した動画は、あくまで初心者向けのトレーニングです。
人それぞれに向き不向きがあるかもしれないので、必要に応じてアレンジしてください。
例③:シルエットを変えたい人
この例に関しては、「どこを大きくしたいのか」または「どこを絞りたいのか」でメニューが変わります。
理想の体型だとおもう人を参考に、必要なメニューを組み立てましょう。
まとめ:ダンスにおいて筋トレよりも大切なこと【なによりも練習】
記事のポイントをまとめます。
筋トレは必ずやるべきものではないですが、なかには必要な人もいます。
具体例とやるべきメニューは以下のとおり。
- ①:運動経験がない→自重トレ
- ②:体が柔らかすぎる→体幹
- ③:シルエットを変えたい→各自
最後になりますが、ダンスにおいて筋トレよりも大切なのは「練習」です。
「筋トレをしすぎてダンスの練習ができていない」ということがないように注意しましょう。
ダンスの上達に筋トレが必要な場合もありますが、なによりも大切なのは”ダンスの練習”です。
というわけで、今回はここまでとなります。
本記事が少しでも参考になれば幸いです。