ヒップホップダンス初心者はどんな練習をすればいいの?
練習方法や上達のコツを教えて。
こんな疑問にお答えします。
記事を書く僕のヒップホップダンス歴は6年目。
これまでにはインストラクターやコンテストでの受賞歴があります。
今回はそんな僕が、ヒップホップダンス初心者の方がどんな練習をすればよいのか解説し、上達するためのコツについてもまとめました。
実体験をもとにおはなしするので、少しでも参考になれば幸いです。
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動画解説もあります
本記事の前半部分の内容は動画でも解説しています。
「動画のほうが記憶に残りやすい」という方は、こちらもあわせてご覧ください。
では、本題に入ります。
ヒップホップダンス初心者がやるべき3つの練習
以下のとおりです。
- ①:基礎練習
- ②:ステップや技を覚える
- ③:真似をする
順に解説します。
①:基礎練習
まず「ヒップホップダンスの基礎ってなに?」という話ですが、結論として、ヒップホップダンスの基礎は「リズム取り」と「アイソレーション」の2つです。
リズム取りを「リズム」、アイソレーションを「アイソレ」とも言います。
じつはヒップホップダンスにおいて、リズム取りとアイソレーションはなによりも大切です。
というのも、ヒップホップダンスでは「音楽に合わせてからだをコントロールする力」が求められるからです。
事実として、ヒップホップダンスが上手い人には、”音楽に合わせてからだをコントロールする力”がしっかり身についています。
逆にいうと「うまくなりたいのであれば、音楽に合わせてからだをコントロールする力を身につけなければならない」ということです。
もちろん基礎が身についていなくても、振り付けの完コピやなんとなくで踊ることはできますが、この記事を読んでいる方はそうではないはずです。
「上達したい」と考えている方は、しっかり基礎練習をおこなって基礎を固めていきましょう。
なお、ヒップホップダンス基礎基本の練習に関しては、以下の記事でしっかり解説しているので参考にしてみてください。
②:ステップや技を覚える
基礎練習をしつつ、ヒップホップダンスで使われるステップや技を覚えていきましょう。
というのも、ステップや技を覚えると”できること”が増えて、ダンスの幅が広がったり振り付けをはやくおぼえられるようになったりするからです。
例えば、ヒップホップダンスでは「クラブ」や「ランニングマン」などが有名ですが、こういったステップをできるようにしておくと、振り付けが覚えやすくなります。
ステップや技は好きな順番におぼえればOK
「ステップや技はどの順番に覚えればいいの?」という質問があると思いますが、結論、好きな順番でOKです。
なぜなら、ヒップホップダンスのステップや技は無限大にあるからです。
振り付けのなかに使われているステップからでも、「かっこいい」とおもう技からでも問題ありません。
どうしても迷ってしまう場合は、以下の記事で基本的なステップから紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
③:真似をする
初心者の方がやるべき練習3つめは、目標とするダンサーの「真似」です。
「かっこいい」とおもうダンスや「上手だな」と思うひとをよく観察して、ひたすら動きを真似しましょう。
というのも、真似をしているうちに、基礎がどのように活きるのか気付いたり、できるステップや技が増えたりするからです。
実体験ですが、我流でやみくもに練習をしていたときより、目標とするダンサーの真似をすることによって、僕はいっきに成長できました。
ポイントは、ただ見ているだけでなく「その人になりきる」という気持ちで徹底的に練習することです。
あくまで練習の一環として”真似”をするのであって、真似することが目的にならないよう気を付けましょう。
【初心者向け】ヒップホップダンスの練習手順
「やるべき練習はわかったけど、具体的にはどういう順番で練習するの?」という方は、以下の練習手順を参考にしてみてください。
- 手順①:ウォーミングアップ
- 手順②:基礎練習
- 手順③:ステップや技の練習
- 手順④:振り付けなどの練習
- 手順⑤:クールダウン
じつは上記の練習手順は、ダンススクールでも採用されているものです。
自己流にアレンジできる人はそれでOKなので、困っている人はこの手順でやってみましょう。
注意点として、これは1度の練習の流れであって、1日ずつ各練習をやるわけではありません。
毎回の練習が①から⑤まで進むので、注意してください。
では、具体的に解説します。
手順①:ウォーミングアップ
少なくとも15分くらいできるといいですね。
内容はストレッチや軽い筋トレなど、自分の好みでOKです。
ただし、筋トレはやりすぎると疲れ切ってしまうので注意しましょう。
もしやることがわからない方は、以下のストレッチを参考にしてみてください。
手順②:基礎練習
前半で解説した「リズムトレーニング」と「アイソレーション」を行います。
くり返しですが最重要の練習なので、練習時間があまり取れない場合は最優先にやりましょう。
それぞのやり方は以下にまとめてあるので、まだ基礎についてよくわからない方は確認しておくと良いです。
手順③:ステップや技の練習
この練習には長い時間をかけなくてもOKです。
1日に1つずつ、1週間に1つずつと、スケジュールと相談しながらチャレンジしてみましょう。
なお、ヒップホップダンスのステップや技を知りたい方は以下の記事を参考にどうぞ。
手順④:振り付けなどの練習
スクールではここで振り付けの練習に入ることが一般的ですが、独学の方は前半でもお話した「真似」の練習をしましょう。
また、もしよゆうのある方は「振り付けを作ってみる」「音楽をかけて即興で踊ってみる」というのも良い練習になります。
いずれにせよ「基礎を活して踊れているか」「いくつかのステップを組み合わせて踊れないか」と考えながられんしゅうしてみるとさらに質の高い練習になるでしょう。
多くの人は応用練習にかたよりがちです。
「大切なのは基礎練習」を忘れてはいけません。
手順⑤:クールダウン
練習が終わったらクールダウンをしましょう。
僕の場合は好きな曲をかけてストレッチしますが、内容は好みでOKです。
ケガをしたり疲労を残したりするのはよくないので、「積極的に休むことも練習のうち」と思いましょう。
というわけで、クールダウンまでが終了したら1度の練習が終了です。
細い時間配分はお好みで大丈夫なので、ぜひ参考にしてみてください。
ヒップホップダンス初心者が上達するためのコツ
以下のとおりです。
- コツ①:反復練習をする
- コツ②:目標設定をする
- コツ③:日頃からダンス動画をみる
- コツ④:ノートに記録をする
- コツ⑤:他の人から刺激をもらう
順に解説します。
コツ①:反復練習をする
当たり前かもですが、ヒップホップダンスの上達には反復練習がとにかく大切。
理由は、反復練習すると「当たり前にできること」のレベルが上がるからです。
例えば「何でそんなことが平然とできるの?」というダンスの上手い人がいますが、それは無意識にやっていることのレベルが高いからです。
以下をご覧ください。
- フロー①:できない、知らない
- フロー②:やってみる、練習する
- フロー③:ぎこちなくてもできるようになる
- フロー④:動きがスムーズになってくる
- フロー⑤:無意識にやっている
なにごとも最初は「知らない、できない」から始まりますが、練習するとできるようになり、だんだんと無意識にやっているレベルになります。
無意識にできること、つまり「当たり前にやっていること」のレベルが上がるとダンスは上手くなるので、まずは「基礎基本の反復練習」からやってみましょう。
コツ②:目標設定をする
DVDやYouTubeなど、どんなものでもいいので目標を決めましょう。
「かっこいい」とおもうダンスや憧れているものなら何でもOKです。
目標を決めたらとにかく真似する。
少しづつできる部分を増やしていくことがポイントです。
それなりに練習してみたら、動画を撮るなりして自分の踊りを見てみましょう。
目標との差がみつかると思うので、少しづつ改善していきます。
コツ③:日頃からダンス動画をみる
ダンス動画はたくさん見たほうが良いです(もちろん生で見れるならそれが1番です)。
理由は、動画を見るとセンスが磨かれるからです。
僕は実際に、学生時代は1日中ダンス動画を見て真似する練習をしていましたが、おかげで音楽の聴き方やダンスのセンスが磨かれたと思っています。
コツ④:ノートに記録をする
練習中に気づいたことや動画をみて気付いたことはノートに書いておくと良いです。
ダンスは感覚的な練習も多いですが、ある程度ノートに書いておくと練習の参考になるからです。
経験上、記憶に頼ると「何を練習したのか」「何が足りないのか」を忘れてしまいます。
メモ程度でも十分なので、「気付き」を残しておきましょう。
コツ⑤:他の人から刺激をもらう
悪い意味でひとと比べるのはよくないですが、良い意味でひとから刺激をもらうことは上達のコツです。
実体験ですが、自分よりも上手いひとに混ざって練習したり、上手いひとに教わったりすると成長は早くなります。
理由は以下のとおり。
- 上手いレベルに慣れてくるから
- ひとの良いところを吸収できるから
- モチベーションが高まるから
こういったメリットがあるので、近くに仲間がいるのであれば一緒に練習してみると良いですね。
ただし、いきなりプロには着いていけないと思うので、「自分よりも少し上手いな」とおもう人に混じって練習してみましょう。
まとめ:ヒップホップダンス初心者がやるべきこと【とにかく練習】
記事のポイントをまとめます。
ヒップホップダンス初心者の方がやるべき練習は以下の3つ。
- ①:基礎練習
- ②:ステップや技を覚える
- ③:真似をする
なお、練習の手順や上達のコツについてもまとめさせていただきましたが、最終的に大切なのは「練習の量」です。
ぼくは今でこそダンスをとおしてさまざまな経験をしていますが、はじめた当初は1つのステップをおぼえるのに何時間もかかるなんてことがふつうでした。
練習をくりかえしていくうちにできることが少しづつ増えていって今があるので、やはり練習の量はうそをつかないです。
本記事を読んでいただきやるべき練習がわかったら、あとは「練習あるのみ」です。
というわけで、今回はここまでとなります。