ヒップホップダンスにはどんな技があるのか教えて。
こんな疑問に答えます。
記事を書いている僕のヒップホップダンス歴は6年ほど。これまでにはインストラクターなどの経験があります。
今回はそんな僕が、ヒップホップダンスで使える技19種を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
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注意点:ステップは紹介してないです
本記事は、ヒップホップダンスでよく使われている技、つまり「テクニック」の紹介になります。
ステップについては【やってみよう】ヒップホップダンスのステップ33種を紹介で解説しているので、こちらを参考にしてください。
とはいえ今回紹介するテクニックは、広く使われているものが多いので、どちらも読んでおくと良いですね。
では、紹介していきます。
【まずはここから】ヒップホップダンスの基本技【4種】
まずはヒップホップダンスの基本技です。
- ①:ハンドウェーブ
- ②:ボディウェーブ
- ③:ヒット
- ④:ポージング
上記を覚えると、後半で紹介するほとんどの技のベースを作ることができます。
基本技をしっかりマスターしてから難易度の高い技に挑戦することがおすすめです。
ポージングは技という技ではないですが、上達には欠かせないテクニックなので紹介しておきますね。
では、順に見ていきましょう。
基本技①:ウェーブ(ハンドウェーブ)
「ウェーブ」はヒップホップダンスに限らず、いろんなジャンルで使われます。波を打っているように見せるテクニックです。
上の動画はハンドウェーブ、つまり「手のウェーブ」ですが、ウェーブにはバリエーションがもっとたくさんあります。
次で「体全体を使うウェーブ」を紹介しますが、まずはハンドウェーブから挑戦してみましょう。
基本技②:ボディウェーブ
「ボディウェーブ」もいろんなジャンルで使われるテクニックです。
「ワーム」と呼ばれることもありますが、ダンスの基本技となります。
例えば、少し高度なテクニックに「ザ・フィラ」や「スネーク」という技がありますが、そういったテクニックのベースになるのが「ボディウェーブ」です。
かなり基本的な技になるので、しっかり身に付けておきましょう。
ボディウェーブのマスターには「アイソレーション」が重要です
実は、波(線)のように見えるウェーブですが、練習の段階では体の部位を1つずつ動かしています。
具体的に説明すると、「胸の出し戻し」「お腹の出し戻し」「腰の出し戻し」、こういった点の動きがつながり「線」になると、「ウェーブ」になるわけです。
ウェーブのマスターには、まず点の動きを覚える必要があり、そのためには「アイソレーション」を練習しなければなりません。
アイソレーションについては以下で解説しているので、参考にしてみてください。
基本技③:ヒット
筋肉を弾くように動かすテクニックですが、慣れるまでは難しいと思います。僕もなかなかできませんでした。
とはいえ「ヒット」ができるようになると、表現できる音が増えるようになります。例えば、「パンッ」という弾ける音や「ズンッ」という音の表現です。
「ズンッ」と表現するには、力の入れ方を工夫する必要がありますが、まずは「パンッ」の音を表現するつもりで覚えてみましょう。体の筋肉が弾けるイメージです。
基本技④:ポージング
意外と見落とされますが、実は「ポージングができればダンスが踊れる」と言えるほど、ポージングは重要なテクニックです。
上記はアニメーションという踊りの動画で、アニメーションでのポージングを解説していますが、ヒップホップダンスにも同じことが言えます。
ウェーブの解説で「点と線」の話をしましたが、ポージングは点の動きです。ヒップホップダンスでは線の動きを求められますが、線のレベルを上げるには「点」の練習が重要。
決して派手な技ではないですが、研究すればするほどヒップホップダンスはかっこよくなります。
以上、まずはヒップホップダンスの基本技でした。
【全14種】ヒップホップダンスの技【難易度順に紹介】
難易度とはいっても人によって得意不得意があるので、必ずしも順番通りに難しいとは限りません。すぐにできるものもあれば、難しいものもあるかもです。
とはいえ、経験上できない人が多いと感じる技があるので、僕の主観で簡単そうなものから紹介していきます。
技1:フライングターン
ウェーブと同様にアイソレ(基礎)の応用です。回る動作がかっこよくなります。
そこまで難しくはないですが、最初は腰の感覚が難しいかもです。
技2:ロボコップ
ロボコップもそこまで難しくはないと思います。最初だけちょっとややこしい感じです。
慣れてしまえば面白い動きなので、興味があればやってみましょう。
技3:スネーク
ボディウェーブの応用です。
基本技②で紹介したボディウェーブは縦型でしたが、スネークは横型。蛇のように体を動かします。
技4:ムーンウォーク
マイケルジャクソンですね。
極めたいとなると難易度は変わりますが、スタンダードなやり方であればすぐにできる人もいるかもです。つま先の体重移動を意識してみましょう。
「おっ!」と思わせる技を覚えたい方にはおすすめです。
技5:サイドウォーク
ムーンウォークの原理と似ています。横の動きに慣れないかもですが、ムーンウォークと一緒にマスターしておきましょう。
ムーンウォークやサイドウォークで「つま先に体重をのせるコツ」をつかむと、ヒップホップダンスの上達は早いです。
技6:ドルフィン
ハウスダンスの代表的な技ですが、ヒップホップダンサーで使う人も少なくないです。難しそうに見えますが、意外とできるようになります。
とはいえ、アクロバットな動きなので練習中のケガには気をつけましょうね。
技7:タッチウェーブ
タッチウェーブは、簡単そうに見えて難しい技です(個人的には)。
ウェーブをよりアピールするためのテクニックという感じで、使ってないヒップホップダンサーはいないんじゃないかなと思います。
必ず使わないとダメなわけではないですが、練習しておくと良いですね。
技8:コブラ
この辺から難易度は上がるかもです。体の使い方が難しい。
特に「コブラ」は、アイソレーションやボディウェーブに慣れてないと難しい技なので、まずは基本的な練習からやってみましょう。
技9:シェイク
難しそうに見えて難しい技です。動きがややこしいので、慣れるまでに時間がかかります。
シェイクは、それだけでダンススタイルができるくらい人気の技で、結構使っている人が多いです。
経験上、マスターするには時間がかかるので、ゆっくり動かし方を覚えていきましょう。
技10:ティッキング
地味に見える技ですが、かなり難易度は高いです。
とはいえ、アイソレやヒット、ポージングなどを含めた「点の動き」に慣れているとやりやすいと思います。
ティッキングは、どのレベルまで仕上げるかで難易度が変わるので、まずは上の動画からやってみると良いですね。
技11:マカコ
「マカコ」は、カポエイラから取り入れた技です。ハウスダンスやブレイクダンスでよく使われます。
ドルフィンは前を向いて飛ぶ技ですが、マカコは後ろ向きに飛ぶ技なので「恐怖心」との闘いです。
「意外と簡単」という人もいますが、個人的には難しいなと思います。とはいえ、アクロバットな技を覚えたい人はチャレンジしてみましょう。
※ケガには十分気をつけてくださいね。
技12:スローモーション
派手ではないですが、めちゃくちゃ難しい技です。ショーのアクセントや「わっ」と思わせるような魅せ方ができると思います。
なんとなくはできそうですが、かなり奥が深いので研究が必要です。
技13:エアポーズ
「スローモーション」と同様に、かなり奥が深いテクニックです。なかなかかっこよくできず、僕もいまだに上手くはできません。
ダンスのテクニックでは、地味なものほど実は意識することが多かったりするので、地道に練習していきましょう。
技14:タット
「タット」はダンスのスタイルとしても確立していて、手の動きだけで踊ったりすることを大きな意味で「タット」と言っています。
つまり、タットは1つの技のことではないということです。
色々なバリエーションがあり、シンプルなものから複雑なものまであるので、興味があれば練習してみましょう。難易度は、取り入れる動きによって異なります。
以上、ヒップホップダンスでよく使われる技14選でした。