【徹底解説】ダンスシューズの選び方【初心者向けです】

【徹底解説】ダンスシューズの選び方【初心者向けです】 Column

ダンスシューズってどんなものを選べばいいの?
ダンスシューズの選び方を教えて。

こんな疑問にお答えします。

記事を書いている僕のダンス歴は6年目。
これまでにはインストラクターなどの経験があります。

今回はそんな僕が、ダンスシューズの選び方やおすすめのシューズを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ダンスシューズの選び方【5つのポイント】

ダンスシューズの選び方【5つのポイント】

結論として、ダンスシューズの正しい選び方は「ダンススタイルに合うシューズを選ぶこと」です。

なぜなら、ダンスにはさまざまな踊り方があり、それによってシューズの向き不向きがあるからです。

とはいえ、初心者の方はダンススタイルと言われてもわからないことが多いと思うので、以下5つのポイントを参考にしつつ、シューズを選んでみてください。

  • ①:サイズ
  • ②:クッション性
  • ③:軽さ
  • ④:デザインや素材
  • ⑤:履き心地

順に解説します。

①:サイズ

当然ですがサイズは必ず合わせるようにしましょう。
サイズが合ってないと感覚がかなり変わってしまうからです。

注意点として、同じ表記のサイズでも、メーカーによって大きさが違うことがあるので覚えておきましょう。

実際に、いつもなら27.5だけど、メーカーによっては28.0だったなんてこともあります。
サイズに不安がある方は、一度履いてみてから購入するようにしましょう。

②:クッション性

クッション性とは「着地の衝撃をどれだけ吸収してくれるか」のことです。

クッション性の高いシューズを履くと足を痛めにくいというメリットがあり、基本的には、靴底(ソール)の薄いシューズより靴底の厚いシューズのほうがクッション性は高い傾向にあります。

  • ソールが高い:クッション性◎
  • ソールが低い:クッション性△

ただし、ソールが厚すぎると、地面をつかんでいる感覚がなくなっていくので、厚ければよいというわけではないです。

これに関しては個人差があるので、イメージが持てるよう具体例をあげて説明しますね。

例①:クッション性のあるシューズが向いているダンス

動画を見るとわかりますが、力強い踊りやキレキレに踊る方は「クッション性」や「強度」があるシューズがいいです。

例②:ソールの薄いシューズが向いているダンス

上記のダンサー(MADOKA)さんが履いているのはPUMAのシューズですが、おそらく「足裏の感覚」がつかみやすいからです。

このように、ダンスの踊り方によって向いているシューズの特徴も変わります。

とはいえ、初心者の方は「足裏の感覚」と言われてもよくわからないと思うので、特に「クッション性」や「強度」を確認しておきましょう。

ソールが低くても「クッション性」や「強度」のあるシューズもなかにはあるので、後半で紹介します。

③:軽さ

個人的な意見として、シューズは軽いほうが良いです。
なぜなら、重いシューズは疲れやすかったり柔軟に使えなかったりするからです。

もちろん、あえて重いシューズがいいならば問題ないですが、初心者の方には「軽いシューズ」をおすすめします。

④:デザインや素材

本来であれば、デザインや素材よりも「機能性」を重視したほうが良いですが、場合によってはデザインで決めることもアリです。

例えば、衣装として目立つシューズが必要な場合や大好きなブランドのシューズを履いて踊りたいとき。
また「機能性にこだわらず、かっこいいシューズを履きたい」という方もいると思います。

最終的には好みのシューズを履くことがいちばんなので、デザインや素材を重視するのも良いですね。

⑤:履き心地

履き心地も大切です。
というのも、機能性やデザインが良くても、”指”や”かかと”が当たってフィットしてないと、痛みをカバーするように躍るクセがつくからです。

フィットしていないと違和感もあるので気になりますよね。

【Point.1:サイズ】でも触れましたが、実際に履いてみないとわからないことがあるので、実際に履くことができる場合は、履いてみて確認するようにしましょう。

よくある質問:ハイカットとローカットはどっちが良いの?

結論、好みでOKですが個人的にはローカットがおすすめです。

特徴として、ハイカットは足首を固定してくれるので力強く踏み込む動きをサポートしてくれます。
ただし重かったり通気性が悪かったりするデメリットもあります。

反対に、ローカットは機能性が良かったり軽いものが多かったりしますが、ハイカットに比べて怪我のリスクは高まりますね。

ただ、ローカットであることを理由に「怪我をした」という事例は聞いたことがないので、個人的にはローカットがおすすめです。

間違ったシューズの選び方とNGシューズを解説する

間違ったシューズの選び方とNGシューズを解説する

よくありがちなシューズの選び方として、間違っているものを以下にまとめました。

  • NG①:ランニングシューズ
  • NG②:アパレル系オシャレシューズ
  • NG③:ヒールマークがつくスニーカー
  • NG④:流行りで決める
  • NG⑤:値段で決める

けっこう多い例なので、よく確認しておきましょう。
順に解説します。

NG①:ランニングシューズ

ランニングシューズはダンスには不向きです。
なぜなら、ランニングシューズは瞬発的な動きに弱いからです。

ダンスは瞬発的な動きが多いので、直線的な動きのために作られたランニングシューズではすぐに破損します。

もちろん何度も買い替えられるならいいのですが、個人的にランニングシューズはおすすめしません。

NG②:アパレル系オシャレシューズ

アパレル系のオシャレシューズもNGです。
ランニングシューズと同様で、耐久性がないからです。

オシャレのために作られたスニーカーはオシャレのために履くもので、日常的に履くレベルのものですよね。

ダンスの負荷に耐えきれないのでやめましょう。

NG③:ヒールマークがつくシューズ

けっこう問題視されているのですが、ヒールマークがつくシューズもできれば履かないようにしましょう。
これは履き心地というより「マナー」の問題です。

ヒールマークとは、以下の投稿にあるように「靴底の色が床についてしまうこと」です。

ヒールマークは簡単には消せないようなので、施設管理者に迷惑がかかります。
気をつけましょう。

ちなみに、NIKEやadidas、プーマなどのメーカーはヒールマークが付きにくいそうです。
そういう意味で「大手メーカー」のシューズは安心ですね。

NG④:流行りで決める

流行りに合わせてシューズを買うのはやめましょう。
流行りのシューズでも、自分の踊りに合うかわからないからです。

例えば、力強く踊りたい人が、流行りのクッション性の低いシューズを買う意味はないですよね。

躍る用でなかったりデザインを重視したりで選ぶならいいですが、流行ってるという理由だけでシューズを決めるのはNGです。

NG⑤:値段で決める

値段で決めるのもNGです。
安いものはすぐにダメになる可能性が高いからです。

けっして値段がすべてとは言いませんし、安いシューズでも機能性に優れているものはあります。
とはいえ、安いものには安いなりの理由があり、破損やケガのリスクも高いです。

実際に、ユニ◯ロやG◯の安いシューズで踊ったら、数回しか履いてないのに壊れたという事例もあるくらいです。

何度も買い換えるくらいなら、最初の段階で踊りに向いているシューズを買うようにしましょう。

ダンスシューズの定番・人気ブランド

ダンスシューズの定番・人気ブランド

【NG③:ヒールマークがつくシューズ】でも解説しましたが、大手メーカーはいろんな意味で安心感があります。

というわけで、以下では「ダンスシューズの定番・人気ブランド」を紹介します。

  • ①:NIKE「ナイキ」
  • ②:adidas「アディダス」
  • ③:PUMA「プーマ」
  • ④:New Balance「ニューバランス」
  • ⑤:VANS「バンズ」
  • ⑥:CONVERESE「コンバース」

各ブランドの特徴や代表的なシューズを参考までに見ていきましょう。

①:NIKE「ナイキ」

僕はダンス用のシューズをいくつか所有していますが、ほとんどがNIKEのシューズです。

NIKEはクッション性の高いシューズが多く、デザインも良いのでおすすめです。

代表的なシューズは「Air Force1」で、特にヒップホップダンサーなら一足は持っておきたいシューズと言えます。

②:adidas「アディダス」

adidasのシューズを履いているダンサーも非常に多いです。
定番は「SUPER STAR」というシューズで、歴史のある名作とも言えます。

③:PUMA「プーマ」

PUMAのシューズはポップダンスやブレイクダンサーにも人気のブランド。

「SUEDE」というシリーズが特に人気で、履いている人がかなり多いです。

④:New Balance「ニューバランス」

New Balanceのシューズは、ふだん履きのスニーカーとしても人気がありますよね。

僕も一時期、New Balanceのシューズを履いて踊っていたことがありますが、すごく軽かったのを覚えています。

とはいえ、「これがおすすめ」と言えるシューズはないので、実際に履いてみることをおすすめします。

⑤:VANS「バンズ」

今や爆発的に人気のブランドはVANSです。

名作が多いですが、特に人気なのは「Old Skool」。
芸能人やあらゆる業界の人たちが愛用しています。

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⑥:CONVERSE「コンバース」

最後は「CONVERSE」です。
特に「CANVAS ALL STAR」というシューズは長年愛されたシューズで、ダンサー界隈でも愛用者が非常に多いと思います。

CANVAS ALL STARは履き心地が気になるので個人的におすすめではないですが、デザインがかわいいので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

初心者におすすめのダンスシューズ

初心者におすすめのダンスシューズ

初心者の方におすすめのダンスシューズを3つ紹介します。

それぞれの特徴なども解説するので、自分に合いそうなシューズをぜひ見つけてみてください。

【NIKE】エアフォース1

すでに紹介しましたが、ダンスの超定番シューズといえばコレ。
初心者の方から熟練者までにおすすめできるシューズとも言えます。

僕もしばらく履いていましたが、とにかくかっこいいです。

ちょっと重いのはネックですが、クッション性や強度、デザインが素晴らしく良い。
最初の一足にもバッチリです。

  • クッション性がある
  • 強度がある
  • デザインが良い
  • ちょっと重い
  • オールホワイトが絶対的におすすめ

【VANS】オールドスクール

オールドスクールは強度があって値段もお手頃なので、初心者の方におすすめのシューズです。

とりあえず最初のシューズを買ってみようかな、という方には特におすすめ。

  • デザインが良い
  • 強度がある
  • フィットしやすい
  • お手頃な値段

似たようなシューズに、「エラ」というシューズもありますが、デザインが違うだけで機能性はほぼ同じ。
シンプルが好みの方はエラが良いですね。

  • シンプルなデザイン
  • 強度がある
  • フィットしやすい
  • お手頃な値段

【VANS】オーセンティック ライトモデル

ライトモデルとは、特殊なソールで軽量化されているシューズのことですが、とにかく軽いのが特徴です。
通常モデルよりも軽いシューズを履いてみたい方はコレ。

実は、先ほど紹介したオールドスクールをはじめ、VANSにはライトモデルのシューズがいくつかあります。

とはいえ、オールドスクールのライトモデルは人気のあまりなかなか手に入らないので、「オーセンティック」がおすすめです。

  • 非常に軽い
  • デザインが良い
  • 足裏の感覚がつかみやすいが、疲れやすい

おすすめのシューズ比較一覧

商品名 Air Force1 Old Skool Authentic Lite
ソールの高さ 高い 低い 低い
クッション性
強度
滑りやすさ ×
軽さ ×
履き心地
あくまで個人的な意見なので、参考程度にご覧ください。

まとめ:ダンスシューズの選び方は練習と同じくらい重要

まとめ:ダンスシューズの選び方は練習と同じくらい重要

記事のポイントをまとめます。

ダンスシューズの正しい選び方を知ることは超重要です。
なぜなら、シューズ選びを間違えると上達が遅れるからです。

選ぶときの正しいポイントは以下を参考にしましょう。

  • ①:サイズ
  • ②:クッション性
  • ③:軽さ
  • ④:デザインや素材
  • ⑤:履き心地

ダンスの上達には、練習が何よりも大切です。
とはいえ、練習や踊りを支えるシューズも上達には欠かせないアイテムです。

経験上、シューズを変えると感覚がまったく違って違和感を覚えます。
僕は同じものを繰り返し購入するタイプですが、それくらいシューズにもこだわりがあります。

今回紹介した正しい選び方を身に付けて、自分の踊りに合うシューズを見つけてみてくださいね。
本記事が少しでも参考になれば幸いです。

というわけで、今回はここまでとなります。