K-Popダンスってどんな特徴があるの?
ジャンルで言うと何に分類されるの?
今回はこんな疑問にお答えします。
本記事では、現役ダンスインストラクターである僕が、K-Popダンスの特徴や他ジャンルとの違いについてまとめました。
K-Popダンスに興味のある方や、その特徴を知りたい方はぜひ参考にしてください。
K-Popダンスとは?【特徴を解説する】
結論として、K-Popダンスとは、K-Popの音楽で踊られるダンス全般のことです。
その特徴は、さまざまなダンスジャンルの動きを取り入れることで、実は、K-Popダンス特有の動きや決まったステップがあるわけではありません。
K-Popダンスはジャンルでいうと何?
くり返しですが、K-Popの音楽で踊られるダンスはすべてK-Popダンスに分類されるので、「K-Popダンスのジャンルは何に分類されるの?」に対する答えは「K-Popダンス」です。
しかし、音楽をのぞいて”振り付けの動きだけ”でいうならば、土台は「ヒップホップダンス」や「ジャズダンス」の要素が強いです。
実際に、K-Popダンスの振り付けでは、見せ場で使われるキャッチーな動き(NiziUの「縄跳びダンス」など)がよく取り上げられますが、振り付け全体を見てみると、基本的にはヒップホップやジャズの動きが土台になっています。
つまり、K-Popダンスの振り付けは、ヒップホップやジャズの動きが土台ですが、K-Popの音楽で踊っているのでジャンルはK-Popダンスということです。
K-PopとJ-Popのダンスの違い
K-PopとJ-Popのダンスジャンル的なちがいは「踊っている音楽」です。
どちらの振り付けもヒップホップやジャズの動きがおおいので、見た目のちがいはわかりにくいですが、音楽がK-Popならダンスジャンルは「K-Popダンス」。J-Popなら「J-Popダンス」という感じです。
注意点:例外はあります
K-PopでもJ-Popでも、ヒップホップやジャズの動きを使っていない振り付け、つまり例外もあります。
たとえば、2021年3月にリリースされたKing Gnuの「泡」という曲。
ここで踊られているのは「コンテンポラリー」というダンスで、ヒップホップやジャズとはちがったジャンルで表現されています。下記、参考動画です。
このように、基本的にはヒップホップやジャズが土台になっている振り付けがおおいですが、例外はあります。例外だけを見れば「ヒップホップやジャズじゃないよね」ということもあるので、その点は注意しましょう。
[box05 title=”ここまでの要点”]
K-Popダンスの振り付けには、ヒップホップやジャズの動きがよく使われる(※例外もある)。
しかし、踊っている音楽がK-Popならば、そのダンスは「K-Popダンス」に分類される。
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K-Popダンスを初心者から始める方法【完コピと基礎練習】
「K-Popダンスってどんなことから始めたらいいの?」という疑問がある方は、下記の2つから取り組んでみましょう。
- 振り付けの完コピ
- 基礎練習
順に詳細をお話していきますが、1つだけ補足です。
実は、ダンスの始め方にはルールがありません。
ですので、自分なりの楽しみ方がすでに見つかっている方は、その方法を継続してOKです(たとえば、自作の振り付けを踊るなど)。
「何をしたらいいのかわからない」という方は、以下の内容をぜひ参考にしてください。
①:振り付けの完コピ
一般的なK-Popダンスの楽しみ方は、好きなアーティストの振り付けを完コピすることです。
最近はSNSでも完コピを楽しんでいる方の動画をよく見かけますね。
これについて、どの振り付けを完コピすべきか正解はないので、好きなアーティストの振り付けを完コピしましょう。
なお、振り付けを覚えるときのコツは下記の記事でまとめているので、ぜひ合わせてご覧ください。
②:K-Popダンスの基礎
K-Popダンスの基礎は、おおきくわけて3つあります。
- 基礎体力
- リズム取り
- アイソレーション
ダンスの上達には、これらの基礎力を高めることが重要です。
しかし実は、はじめのうちから基礎トレーニングが必要かというと、そうではありません。
たしかに、上達には基礎力を高めることが必須ですが、基礎力がなくとも振り付けを覚えて楽しむことはできます。
つまり、「とりあえずK-Popダンスを踊ってみたい」という方に基礎トレは不要。やっているうちに「もっと上達したい」と思ったのなら、そのときに基礎トレをはじめれば良いでしょう。
まずは、とりあえずはじめてみることです。
なお、K-Popダンスの基礎練習については下記の記事でくわしく解説しているので、「楽しみながらも上達したい」という方はぜひ参考にしてみてください。
というわけで、今回はここまでとなります。
本記事がすこしでも参考になれば幸いです。